院内紹介
当院の診療方針
当院では、患者さんが満足し安心できるよう、
1)丁寧にわかりやすい説明
2)正確な診察、診療
をモットーに親切で心のこもった医療サービスを心がけています。
診療科目
内科・アレルギー科
院内・診療設備など
【減感作療法 】
アレルギー性疾患の原因療法として、減感作療法があります。
アレルギー性疾患の原因となるIgE抗体に対抗してアレルギー反応を起こさずに抗原と結合する阻止抗体(IgG抗体)をつくる免疫療法で、まず抗原エキスの希釈液で反応のでなくなる濃度(閾値)を調べ、薄い濃度の少量から注射をはじめて徐々に増量し、一定の濃度になったら月1回程度の注射を続けるものです。
一定量になるまで、15~20回の注射が必要です。続けて通院すれば約1ヶ月で維持量になりますが、週1回の通院では3ヶ月以上かかってしまいます。維持量に達してしまえば、後は月1回の注射を続けます。効果の発現まで時間を要しますが、治療を続けている人は、かなりの量の花粉が飛散しても軽い症状ですみます。
季節性のある花粉症の患者が治療を続けることが困難なことが多いですが、根気よく治療を続ければ有効な治療法です。
スギ花粉症の減感作療法は、スギ花粉シーズンの終わる5月頃から始めます。12月頃までに維持量に達していれば、来年のスギ花粉症にも効果が期待できます。
【花粉症の薬物療法】
花粉症の薬物療法として、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、ステロイド剤など、有効な薬剤が多数開発され、これらの薬剤の組合せにより、症状を軽減させることができます。
花粉症の症状は、鼻症状、眼症状以外にも多くの症状があり、花粉飛散の多い地区では、単独の治療では良くならないことが多く、内服薬、外用薬の併用が必要です。とくに眼のかゆみは、点眼薬のみでは良くならないことが多いようです。
【アトピー性皮膚炎の治療】
アトピー性皮膚炎は未だ本当の原因が究明されていない、治療の困難な病気です。
ダニや食品などのアレルギーの関与以外に、多くの悪化要因が知られており、スキンケア、食事の注意など生活指導が重要です。
当院では、ヒスタグロビン注射に短期間のステロイド外用を併用して急性症状を抑え、タクロリスム外用によって治療を行っております。
ヒスタグロビン注射は週1-2回で5回の注射で多くの例で皮疹の軽快が見られ、その後徐々に間隔をあけ、2ヶ月に1回の注射を続けます。根気よく治療を続けることにより、症状の軽快が期待できます。
特色とする治療方法など
日常生活を制限する患者さんを苦しめる類の治療法は、よい治療法とは考えていません。
当医院では、最先端の診療をご提供しつつ、患者さんの生活の質(Quality of Life)を損なわない治療を目指しています。